ボルガライス&ソースカツ丼情報 - Дон Волга
珍味 ー 気のきいたおみやげに
●越前うに
三大珍味のひとつ。
三大珍味=長崎奉行の持品のからすみ、尾張公の持品のこのわた、越前公の持品の越前雲丹
「越前うに」とは、「越前国(福井県)で生産加工された塩雲丹」のことを指す。
単に「塩雲丹」と言えば、古来より「越前の塩雲丹」のことである。
生食用(「板ウニ」など)の流通技術が確立する以前の、塩漬けによる伝統的な製法で作られた「越前うに」は、100gを作るために、100個以上の新鮮なバフンウニが必要というたいへん貴重な逸品である。
福井におけるバフンウニの解禁日は7月25日ごろだが、昔に比べて取れる数が少なくなり、大変貴重で高価なものだ。
「越前うに」の特徴として、磯の香りがきついので、最初は驚かれるかもしれないが、少し慣れれは、酒の肴にもよし、そのままご飯にのせて食べてもよしと、まさに最強の珍味なのである。
●はまな味噌
大豆と麦こうじ、米こうじを熟成・発酵させたものに、茄子や胡麻などを加えて味付けした「おかず味噌」。
徳川家康が、戦時食として浜名湖周辺で開発した「浜なっとう」が祖先といわれており、家康から越前を与えられた結城秀康が、越前に広めたとされる。
今では、全国で越前だけにしか残っていない、興味深い品。別名「なっと味噌」ともいう。