ボルガライス&ソースカツ丼情報 - Дон Волга
鯖寿司
●〆鯖寿司
生簀割烹 雅 | 小浜市小浜香取107 |
火曜定休 |
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http://www.wakasa-miyabi.com/ | |||
●生鯖寿司
四季食彩 萩 | 福井市下馬3-1507-1 |
月曜定休 |
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http://www.sabazushi.co.jp/ | |||
●焼き鯖寿し
空港で販売される「空弁」の元祖であり、羽田空港で現在も高い売り上げを誇っているのが「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」。
実は、この「みち子が…」が、焼き鯖寿しそのものの元祖と言っていいかもしれない。
福井はサバの産地であり、若狭から京都に至る道は、古来からサバを運ぶための「鯖街道」とも呼ばれてきた。
京都の「鯖寿司」は有名であるが、その元となるサバは福井若狭産のものである。水揚げされたサバに一塩をしてから、荷車で山を越えて運ばれていたのだ。
福井県の一部には、もともと「半夏生鯖」という風習がある。これは、夏至の時期に、丸ごと一本の鯖を焼いて食し、暑い夏を乗り切る、という古来からの風習である。
実は「半夏生鯖」の時期だけでなく普段から「丸ごと一本の焼き鯖」は福井県の魚屋では定番の商品であり、若狭小浜では「浜焼き鯖」と呼ばれ欠かせない郷土料理である。
敦賀、若狭地方の一部では、この「浜焼き鯖」でちらし寿司をつくる習慣がある。
「焼き鯖寿し」はこの、焼いた鯖とご飯を混ぜた「浜ご飯」を洗練させたもので、「浜焼き鯖」と「鯖棒ずし」を融合してつくられたといっていい、比較的新しい料理である。
「焼き鯖寿し」を最初につくったのがだれでいつ頃なのかは判然としないが、本格的に商品化したのは「みち子がお届けする若狭の浜焼き鯖寿司」の「みち子さん」が最初と言って間違いなさそうである。
そのあたりのエピソードは、これまでテレビでも取り上げられているので、ご存知の方も多いであろう。
「みち子が…」のブレイクをきっかけに、現在では多くの「焼き鯖寿司」が商品化され、有名な料亭などがつくるブランド品も生まれてきている。その美味しさはいまや周知のところであるが、福井の誇るA級グルメのなかでもっとも気軽に手にしていただける、オススメの品である。